第12話 「焼きリンゴ」
「一 皿のご馳走」から 秋たけなわ。果物屋さんやスーパーの果物コーナーが一年でいちばん賑わうこの季節にご紹介したいのは、55年前の焼きリンゴ。昭和37年『暮しの手帖・秋号(66号)』の「一皿のご馳走 5」の中に登場...
昭和のおやつ レシピ探偵
「一 皿のご馳走」から 秋たけなわ。果物屋さんやスーパーの果物コーナーが一年でいちばん賑わうこの季節にご紹介したいのは、55年前の焼きリンゴ。昭和37年『暮しの手帖・秋号(66号)』の「一皿のご馳走 5」の中に登場...
ペ ギー葉山さんのドーナツ ドーナツはこの連載を始めるときから、とりあげたいと思っていました。でも改めて考えてみるとはっきりしないのです。なぜ「昭和のおやつ」と言えば、ドーナツを連想するのか? 粉と卵と砂糖と油の組み...
ヘ ンテコな世の中 昭和52年刊行『暮しの手帖・Ⅱ世紀 49号』。あずき好きにはたまらない写真につられ、リードを読むと、花森さんの鼻息の荒さに圧倒されます。 「かき氷とか、氷水といえばすむものを、フラッペなどといっ...
堂 々とした写真 昭和52年刊の『暮しの手帖Ⅱ世紀48号』に掲載された「レモンとチョコレート 二つのムース」のページで手が止まったのは、その堂々とした写真と、そこに添えられた料理家の名前ゆえでした。 余分な飾りのな...
「お やつの時間」 昭和31年~32年にかけて『暮しの手帖』に連載された「おやつの時間」は、そのタイトルも、おやつのラインナップも、写真の雰囲気も、探偵が大好きなシリーズです。 メインの材料は、さつまいも、りんご、...
め ずらしい和のお菓子 昭和23年の創刊以降、昭和に発行された『暮しの手帖』で、和のお菓子のレシピ紹介は数えるほどしかありません。今回はそのひとつ、昭和40年・79号に掲載された「水ようかん」をご紹介したいと思いま...
彫 刻家・宮脇愛子さんのエッセイ 『暮しの手帖』の料理エッセイといえばすぐ思い浮かぶのは石井好子さん。『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』は探偵も大好きで、何度も読み返しているほどです。でも昭和の年代のバックナンバー...
5 0年前のいちごババロア これまでご紹介してきた『暮しの手帖』の料理記事は、モノクロか2色印刷でした。昭和30年頃からカラーページが登場し始めますが、それは1冊の中のごく一部という時代が長く続きます。予算の限界もあっ...
昭 和のビスコッティ? 「昭和のおやつ レシピ探偵」第4話は、「干柿のピーナッツバー」を再現してみることにしました。 『暮しの手帖』のバックナンバーには探偵を引きつけてやまないおやつが山盛りなのですが、なかでもそそら...
季 節感よりもったいない リング型にひかれるこのお菓子は、一見ドーナツのようですが、りんごを輪切りにして芯を抜き、衣をつけて揚げたもの。用意するのはりんご、小麦粉、塩、砂糖、植物油。あれば卵、レモンとバニラエッセンス。...