商品番号 | 106-152 |
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サイズ | 直径14.5、高さ9cm、約185g、適正容量300mL |
素材 | ミズメザクラ、天然漆 |
製造 | 日本 |
備考 | ※食洗器・電子レンジ不可 ※天然木を使った手仕事のお品です。 色、形、重さに個体差がございます。 |
健やかな一年の始まりを、このお椀から
かつて能登半島の合鹿という地域で作られ、
暮らしの中で使われていた質実な漆椀をイメージ。
漆芸家・三代目村瀬治兵衛さんが木地から漆絵までを手がけたお椀。
硬くて弾力がある丈夫な水目桜の材を、心が落ち着く形に挽いて整え、
生漆を刷毛で叩きつけるように塗り重ねています。
ベンガラの漆でおおらかに描かれたのは、縁起物のかぶ。
ゆったりとしたお椀で、うどんでもお茶漬けでも、
何にでも使えますが、使い初めはお正月に。
いいことがありそうです。
外側は直接生漆をたたきつけるように、内側はとの粉、中塗り、上塗りを重ねています。
どっしりした形ですが、手になじみ、持ち重りしないよう薄く挽いてあります。
三代目 村瀬治兵衛
村瀬家は江戸時代から3代続く木地師の家。 昭和に入り、初代治兵衛か木地から塗りまでの一貫製作を始め、今に至ります。 三代目は1957年生まれ。大学で彫刻を学んだのちに家業につき、2001年襲名。 分業化が進んだ漆器の世界で、全工程を一貫して手がけることは稀有ですが、 それこそがオリジナリティを生み、高い評価を得ています。 国内外の美術館にコレクションされる作品がある一方、暮らしの器も隔てなく作り続けています。